薬剤師資格に申請書は必要?合格後の申請手続きを解説

薬剤師資格

薬剤師試験に合格したあとは、厚生労働省に免許の申請が必要になります。試験に合格するだけでは正式に薬剤師として認められず、免許証を受け取ると薬剤師として働くことができます。ここでは薬剤師資格に合格したあとに取るべき手続きをご紹介します。

免許申請の流れ

薬剤師資格の国家試験は例年2月に実施され、結果が3月に発表されます。合格していたらまずは合格証書を受け取りましょう。合格証書も免許申請に必要な書類となるため、必ず保管が必要です。申請には申請書とともに必要書類を用意します。一通りそろったら基本的には最寄りの保健所で申請が可能です。受付窓口がわからない場合は都道府県庁にある薬剤師免許担当部署に問い合わせると教えてくれます。

申請した保健所から厚生労働省に書類が送られ、審査されます。この審査が2ヵ月程度かかるうえに、免許証の発送に時間がかかるケースもあります。申請から免許証の受け取りまで5ヵ月程度かかる可能性もあるため、申請は早めに行なっておきましょう。

一度申請した内容の修正や免許の再交付も申請が必要になります。厚生労働省のホームページに載っている申請書様式を使って申請しましょう。

免許の申請に必要なもの

申請書は厚生労働省のホームページの案内部分からダウンロードすることができます。PDFだけでなくWordのファイルも用意されているため、パソコンで入力すると書き間違いにも多少気付きやすくなります。

申請書以外には診断書、住民票の写し、収入印紙が必要になります。診断書のテンプレートも申請書同様に厚生労働省のホームページに掲載されています。医師に依頼をして記載してもらいましょう。住民票の写しは本籍地都道府県の記載が必要ですが、マイナンバーの記載は不要です。

ほしい項目に漏れがないかは住民票の写しをもらうときに確認しておくと安心です。収入印紙は30,000円分が必要です。収入印紙は郵便局やコンビニで購入できます。金額が大きいため、取り扱っているコンビニは少ない可能性があります。郵便局や法務局へ行って購入すると確実に購入できます。

また、過去に罰金以上の刑に処せられたことがある場合、罰金以上の刑にかかる判決謄本または略式命令書の写し、罰金刑の領収書、反省文の提出が追加で必要です。

まとめ

薬剤師資格に合格して安心していると、うっかり免許申請を忘れているといった事態を招きかねません。免許発行までに時間もかかるため、合格発表のあとは速やかに申請することをおすすめします。申請書や必要書類に不備があると手続きに時間がかかってしまいます。間違いがないようにしっかりと記載しましょう。

タイトルとURLをコピーしました